Restaurant Fire 飲食店火災
普段の備え① 清掃と点検をしよう
火災につながる要因は、ほとんどが清掃不足によるものです。
フードやグリスフィルターなど外観から確認できる部分は日常的に点検をする。排気ダクトなど外観からの確認ができない部分は1年に1回定期的に専門の清掃業者に依頼しましょう。
普段の備え② 従業員の意識向上!
防火意識向上の従業員教育を定期的に実施する。日常的に整理整頓を心掛け、店舗でできる清掃・点検をおこなう。
厨房設備周りに可燃物があると、火災拡大の原因になります。また飲食店火災の原因で多いのが、調理中に火をかけたままその場を離れるケースが多い。調理中のものを放置する・調理中であることを忘れるといった「うっかり火災」が多い。
普段の備え③ 初期消火を可能にする消火の知識共有!
火災発生時に初期消火するためには、消火器の置き場所や使用方法をすべての従業員に共有しなければなりません。
従業員が定着しなかったり非正規社員の増加により、防災意識が低下する場合があります。
万一のときは、「通報」「初期消火」「避難誘導」を迅速に実施できるように、定期的にすべての従業員に防火管理上必要な知識を教育することが大切です。
普段の備え④
飲食店の消防設備点検は、6ヶ月に1回の実施が法律で定められています。
火災発生時に消防設備が正常に作動するためには、消防設備点検をかならず実施してください。
飲食店火災の出火原因
- 営業時間の長時間化で昼夜を問わず厨房設備を使用するため、清掃やメンテナンスに投じる時間が短くなっている。
- 非正規社員・アルバイトの依存が高まることで、防火意識が低下してきている。
初期消火ができない原因
- 排気ダクト内が火災になると消火が困難になる。
- 排気ダクト内に火や熱が入ると「防火ダンパー」が作動して、ダクトの入り口を閉鎖する構造になっている。ところが、防火ダンパーが油汚れで固まり閉鎖できないと火災がダクト内に延焼してしまう。
- 「防火ダンパー」は初期消火を可能にするため、また火災を最小限にするために非常に重要な防火設備です。
- 「防火ダンパー」の清掃・点検は専門業者しかできないため、定期的に依頼して下さい。